Nexus、と言ってもあのタブレットではありません。
最近、釣具屋さんのサイトを眺めていたら、Winston の新しい竿が
紹介されていました。
Nexus と言うんだそうです。
疑問点が浮かんでフワフワしたので何か言いたくなりました。
もともと、フライロッドにはほとんどモデル名が無かったように思います。
昔のWinston で言えば、素材名。
Fiberglass, Graphite, IM6, Boron とかそんな感じだったのでは。
他は、会社の中で名前ははあったのかもしれませんが、表に出てくる時には
"G" "F" "GFL" "RPL"とか、イニシャルしか竿には記されていないものがほとんどでした。
中には、Orvis のグラファイトのように、長さや番手ごとにオシャレな名前がついている
ものもありましたが、竿自体はシンプルに"Graphite" だったように思います。
そのうちに、各社、変態たちのひねくれた趣味趣向に合わせ…もとい市場のニーズに
応えるようにモデルを細分化させ、竿にも名前が堂々とつくようになりました。
ただ、いい竿なのかもしれないのに、名前の印象が良くないとなかなか
手に取る気にはならないのが、名前をつけるリスクなのではないでしょうか。
SAGEが主力のモデルに "Z-AXIS" (Z軸)なる名前をつけた時には「なんじゃそりゃ」感に
とらわれました。使ってみると操作性、遠投性なんかのバランスも良く、
欠点の無い素晴らしい竿なのですが、使う気になるまで何年もかかりました。
ただ、SAGEも最上級モデルは、当時TCXという型番のみでしたから、もしかすると
社内でも意見が割れていたのかもしれません。
が、TCXの後継は、ついに"METHOD" なる名前がついてしまい、
ほぼ全てのモデルが名前つきになってしまったようです。
同じ名前でも、TFO のように "Lefty Kreh Signature" とか銘打ってもらえると
ちょっと「オッ」となるもんですが、これも考えてみれば、リスクが伴います。
Lefty Kreh おじさんみたいにみんなに愛されるキャラならいいですが、
アンチの多そうな人の名前をつけちゃったら大変ですね…。
ここで、"Nexus" に戻ってみると、なんでこの名前なの?
と言いたくなります。
このモデルの前身は、"GVX" という型番だったはず。
ちょうどミドルレンジの価格帯です。
もしかすると、あのタブレットと同じ台湾製だから、ということはないと思いますが
何か理由があったのでしょうか。
会社のサイトを眺めてみましたが、名前の由来は何にも書いてありません。
近年、迷走が続くWinstonですが、Hardyと同じような運命をたどるのだとしたら
悲しいことです。
ちなみに、あのタブレットの方の"Nexus"
もともとの出所は、映画の"Blade Runner" に出てくる人造人間レプリカントの
モデル名でしょう(調べてないけど)
アンドロイドの本丸で、このネーミングはなかなか洒落が効いていると思います。
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