竿やリールについては各所で華やかに語られていますが、
ほんとは大事なのに、文字通り水面下の存在であるがため、
ほとんど語られることの無いウェーダーの話。
地味ながら、これが快適であると釣りが楽しく、
トラブルでもあれば、楽しいはずの釣りで
ストレスを抱えることになってしまいます。
このところウェーダーはずっと2本体制。
トラブルがあると、修理するまで釣りができなくなってしまうので
予備をいつも持ち歩いています。
今や数年ぶりの円安ですが、昔の円高時代に買っておいた
型落ち品のストックがあったので、日本のメーカーのものは
ずっと使っていません。
今使っているのは、SIMMSのFreestoneという安いモデル。
確か、送料入れても1万円チョイで買えたような。
その前に使っていた、SIMMSのRivershedなる中級モデルは、
1年目から浸水してきた、今まで使った中でのワーストといってよい
酷いものでした。内股のシームにある生地の段差が折れて、
そこから各所平行に浸水してきたわけで、設計に問題があるとしか
思えません。
これに懲りて、安いモデルで使い捨てようと思ったわけなのですが、
このFreestonは、3年目の今も、浸水無しでよくもってくれています。
ゴアテックスではなく、エントラント系の透湿生地なのが、安い理由だと
思いますが、極端な性能の違いを感じるほどではありません。
結局、安いウェーダーでどんどん回していくのがいいのでは…
というのが、現在のところの結論。
SIMMSの前は、今はもう釣具部門をたたんでしまいましたが、
Cloudvailのウェーダーを使っていました。
日本ではほとんどなじみがありませんが、ソフトシェルを使い始めた
メーカーです。
このウェーダーが、期待以上に良かった。
もちろん、浸水なんてしないし、デザインも、履いた時のしっくりする感じも
今までにないものでした。
5年ほど愛用してお役御免となりましたが、今は手に入らないのが残念です。
今年から、そのCloudvailのウェーディングパンツなるものを使い始めました。
SIMMS、Patagoniaにもあって、数年前から見かけます。
興味があってもなんとなく抵抗があって使っていなかったのですが、
激安品を買ってあったので、今年やっと使ってみる気になりました。
ウエストタイプのウェーダーとちょっと違って、フロントにファスナー、サイドにポケットが
ついている、つまり、普通のパンツみたいになっていて、遠目で見ると
ウェーダーなのかわからない感じのもの。
もちろん、あまりヘビーな釣りには向きませんが、小さな沢で釣るような
時には、軽いし蒸れないし、とても快適です。
街の川で歩き回りながら釣りをする時にも、近所の住民から不審な目で
見られないかもしれません。
ももまでしかない、ヒップウェーダーも持っていて、ヘラブナ釣りなんかでは
使っていましたが、こちらは意外に身につけるのが面倒かつ履き心地も
川歩きに使いたくなるようなものではなく、それよりもずっと実用的に思います。
竿やリールは、高価でも、大事に使えば一生物。でもウェーダーは必ず寿命が
来ます。値段との兼ね合いが本当に難しい。
それに店頭で身につけても、本当の使い心地や性能がわかるわけではなく、
寿命を終えて、捨てる時になって、「素晴らしいヤツだった。本当にありがとう…」
となるか、「オマエみたいなク○ウェーダー、2度と使ってやらんからな」と
なるか、やっとわかるわけで、正直、出会いはほとんど運に近いもののような気もします。
竿なら友人から借りて振ってみることもできますが、「ちょっとそのウェーダー履かせて。」
と言うのも抵抗あるし…。
先日購入したRedingtonのジッパー付きが、今のところ予備で、近々、メインに
なるかもしれないのですが、果たしてどんな付き合いになるのか、期待と不安が
半々です。
探してみたら、こんなのがありました。
Yellowstone Angler 2013 Wader Shootout
このお店のロッド版"Shootout"は面白いので見てましたが、
まさかウェーダー版まであったとは。
透湿性では、やはりゴアテックスが一枚上のようです。
Red ballsの湿度99%はスゴイな。
確かに昔のウェーダー、水漏れなくても1日履いたら、
パンツまでもうビシャビシャだった。
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