釣り納め、ということに全然こだわっていたわけではないのですが
いかんせん、今回の帰省では激しい西風に苦しめられ、釣りのできそうな
日が全くありませんでした。
嵐と嵐の間の小さなスキマのような大晦日だけが、荒れ狂う大海に浮かぶ
小島のようにポッカリと浮かんでいました。
さて、ここで場所選びに間違うと一生後悔だけが残りそうです。
当初の予定では、そこそこ釣れていたという函館下海岸のマメイカを
狙うつもりでしたが、夜半からの南西風が不気味でなりません。
それに、好不調の波が素早く入れ替わるイカのこと。行ってみれば
「先週までは、釣れてたんだけどねぇ」という親しげな地元オジサンのお話だけで
終わってしまうかもしれません。
考えに考えて、情報は全く無いのですが、日本海でイカと何かを狙うことにしました。
イカがダメでも、ホッケ、もしかしたら今季好調のコマイが釣れるかも。
ただ、コマイに関しては、ちょっと南下し過ぎの気がしないでもないのですが
好調の波にはトコトン乗れ、というのがギャンブルの鉄則ですから。
路面も出ていて明るいうちに現地着。
もちろん、大晦日の冬の港に繰り出すような酔狂な人は他にはいません。
と思ったら、ひとりだけいました。全然釣れていない様子でしたが。
エギ、ジグ、投げの道具満載でズッシリ重い荷物を背負い、必死で歩きます。
まずは、ジグでホッケでも、と狙いますが何も無し。
それでは、とイソメを投げてみますが、こちらも反応無し。
いよいよ、薄暗くなってきた海にエギを投入すると、こちらはなんと
1投目から乗ってきました。ヨシヨシと巻いてくると足元で外れてガッカリ。
それからは、全く反応ありません。
いよいよ追い詰められたところで、やっとイソメにアタリ。
意外にも30㎝を越えたマガレイでしたが、それからは沈黙。
いい加減、あきらめかけたところで、プルプルと弱々しい、お馴染みの
引きに期待してみると、待ちに待っていたコマイでした。
それからは、なかなかのペースでコマイが釣れ続け、気がつけばバッカンに一杯。
本日終漁です。
途中、雪で吹雪きましたが、上がる頃には快晴となり、いい釣り納めになりました。
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