2011/11/27

エンプティ

このところ大荒れ、小康状態、かと思えばまた大荒れ、と
天候は全く落ち着くところがありません。
この週末は、大荒れ後の小康状態、ちょい荒れに当たってしまいました。
一度くらい、好き放題に行き先を選んでみたいとふつふつと不満を抱きながら
毎度の場所選び。
結局、西風がついた時にはほんのわずかしか選択肢がないんです。
あまりに風が強いので、この週末はイカをあきらめ、ドボン釣りにでも、
と割り切りかけたところで先発した同僚から連絡が入り、
「なんとか釣りになるから来てみたら。」とのことです。
それでも、乗り気になれず中止連絡をしようとすると
「ぜひ、こっちに来て一緒に釣ってみてくれ。」との要請を受けました。

決して近くはない現地に着くと、同僚はいません。
電話をすると「寒いし全然釣れないので移動した。もう帰るかな。」
とのこと。
話が違います。そんなんじゃあ、来るんじゃなかった。
それでも来たのだから、と投げ釣り組と並んで釣り始めました。
全くアタリません。
投げ釣りも何一つ反応がないとのこと。
でも飲んじゃったから朝までがんばるんだ、と何だか楽しそうです。
前回は、そこそこ釣れたソイでも、と狙ってみますがこちらも呪われたように
ツントン無し、皆無、虚無です。
風裏になる隣の港も、同様に真空の隙間のような海況で、
まだ日付が変わる前ですが、心折れました。
ぼんやりシートで座っているうちに爆睡。
目が覚めるともう明け方です。

これほど生命反応のなかったことは、今まで経験がなく、
ここまでくるともう意地です。
足元でソイを狙ってみると、小さなワームにそれに見合った魚が
次々と釣れてきました。
どうやら、呪いは解けたようです。
すっかり明るくなったので、今度はマメイカを狙ってみます。
昨年は釣れ過ぎてバカにしていたマメイカですが、
今年は例年通り、正常な釣れ具合。
真面目に真面目に立ち向かわないと釣れません。
1投に1パイペース。
バクチの要素のあるヤリイカと違って、これはこれで愉しい釣りなんです。
2時間ほど釣って、30ハイくらい。
最後まで意地を通したツケは、週末に疲れを残してしまったところでしょうか。

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