先週は、ちょっとばかり先走って轟々と水を増していた川ですが
このところの寒さで、冷静さを取り戻したのかだいぶ平水に戻っています。
ここで、ちょっとばかり暖かい日か来てくれれば、何かいいことありそうです。
前日は職場の送別会でしたが、アルコールを拒んで早帰り。
友人を半年ぶりくらいに誘って、川へ向かってみます。
最近は、釣りする前でも気分が盛り上がることなんてなかったのですが、
日の出とともにヒバリの声が聞こえてくると、寄る年波と仕事疲れでクタクタになった
中年男にも、何だかキラキラしたものが、一瞬戻ってきたような…。
川に下りての1投目、流しきったラインが底に掛かったようで動きません。
ムッとして引きぬこうとすると、首を振るそこそこ大きな鱒の感触が。
すぐに外れてしまいましたが、1投目に来たんだから、すぐに釣れるだろう。
と、甘い考えはあっさりと裏切られ、それからは全く音沙汰無し。
さっき垣間見えたキラキラはもうとっくにどこかに消えて、
「腰が痛い、肩が上がらない」
と2人のクタクタ男は、呻くばかり。
しかし、もう一度、上流から丁寧に流しながら下ってきた私のフライに
飛びついてきた鱒は、多分、朝一番にバラした魚でしょう。
丁度ターンの半ば、いいタイミングで掛かった魚なので、外れることは無さそうです。
ちょうど60くらいで、そんなに大きなわけではありませんが、海から上った太い鱒です。
1匹で満足し、友人に釣らせるためにアチコチ移動。
友人も、1匹釣って安心です。
インフルその他の看病から解放されて、きちんと釣りをするのがずいぶん
久しぶりになります。
春の気配もあちらこちらに見えて、やっと長い冬眠生活から抜け出したような
気分かもしれません。
0 件のコメント:
コメントを投稿