2012/11/06

秋晴れインディアンサマー

どうにか息子弐号は、退院の運びとなり、束の間の平和が訪れました。
まあ、家では暴れてばかりですから、逆に乱世の時代に突入と言えなくもありません。
仕事の都合で平日休みとなったので、相当久しぶりとなる1人外出をすることにします。

前日までは荒れに荒れ、この先1週間も冷たい雨が降るという中、奇跡のようにポカリと
晴れた小春日和です。
この季節の常として、どこに行ったものか悩みました。
本当は、イカ釣りの予定でしたが、前日までの大荒れで海は底荒れが酷そうなので
あきらめます。
釣れないドボン釣りでもしてみようかと近場を調べますが、どこも増水で
釣りになりそうもありません。
本当は、6番のスイッチロッドを使ってみたくて、大き過ぎず、小さ過ぎずの
手頃な川がいいんです。
あちこち調べて、あまり水の増えてない地域を探し当て、特に何をどう釣ろうとか
そんなことも考えないで出かけることにします。
凍結路面が怖いので、少し遅く出発すると通勤ラッシュにぶち当たりましたが、
高速に入ってからは快調。


のんびり目的地としたあたりに着いて、あちこちながめてフラフラしていると
もう昼前。うかうかしてると暗くなってしまいそうなので、目についた小さな川に
入ってみることに。
すっかり下草も枯れ、日当たりのいい広々とした河床が気持ちよく、
適当に釣り上がると川に見合ったサイズの虹鱒や岩魚が釣れてきました。

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日当たりのいいプールでは、ライズもしていて、のどかなことこの上なく
たいして釣る気もないのにぼんやりと長居をしてしまいます。

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気がつけば2時過ぎ。あと2時間もすれば暗くなるでしょう。
慌てて移動して、この川が流れこむ本流に行くことにしました。
さすがに少し増水して、流れの圧力はかなりのもの。
6番のスイッチロッドにはちょっと荷が重いことを実感します。
小さな岩魚が釣れたあたりであたりは真っ暗に。

ずいぶんと釣り下ったので川から上がり、畑の中1本貫く道をトボトボと戻ります。
晩秋、風も無く、聞こえる音といえばサカリのついた鹿の無き交わす声ばかり。
いやらしい刺し虫も姿を消し、サラサラとした不思議な清潔感のある空気の匂いは、
釣りを始めた頃のことをなぜか思い起こさせてくれました。

車に戻ってみれば、まだ4時半。
1日あっという間で寂しいなあ。

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