ほいどたかり、と言われた時は何のことだかさっぱりわかりませんでした。
ヨメの実家あたり、道南で言うところの「いやしい奴」のことです。
ほいどたかりとわかっていつつ、やりたいことは多々あるわけなので
今回も複合釣りです。
前回釣った川、下流も気になったので、まだ釣っていない場所を
ちょっとやってみます。
この前が、あまりに魚で溢れていたので、あんなふうには甘くないだろうと
考えていましたが、やっぱり甘くはありません。
瀬のヒラキには、全然魚がいません。
入渓地点には、オニギリの袋やらコーヒーの缶やらがたくさん落ちていましたから
馬鹿が何人か入っていた模様です。
まあ、抜かれたこともあるまい、と思って狙い場所を変えてみます。
思い切り、障害物にタイトに毛鉤を落としてみると、やっと釣れ始めました。
サイズもまあまあ。
まだまだ釣りたい気持ちはありますが、狙いたい潮時が迫っているので
大急ぎでウェーダーを脱ぎ、上がります。
真昼間ですが、海はザワザワと鳴って期待できそうです。
釣り場に着いて、タモを準備しようとすると、うまく伸びません。
イラついて、思い切り伸ばそうとするとメリッと嫌な音がして
先端の金具が抜けてきました。
折りたたむための金具「フレックスアーム」が、長年の使用で固着しちゃったみたいです。
ひもで縛ろうかと思いましたが、万が一、魚がかかっても信用できそうもないので
あきらめます。
トトン、と前アタリの後にぐーぅと重くなり、竿を持ち上げると
まさしくゴミ。
でも、経験上、こんなのは大きい奴が多いものです。
最後まで昆布疑惑を捨てられず、えっちらおっちら水面まで
上げてみると、ありがたいことに昆布ではありませんでした。
折れタモを持って、腹ばいになって思い切り手を伸ばすと、たまたま満潮だったので
届きます。
今回は、ほいどたかって正解だったみたい。
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