今年は寒い寒いと思っていたら、突如、夏を思わせる暑さです。
北国の6月は、何といい表わしたらいいのでしょう。
本州では、間違いなく初夏なんでしょうが、寒い日になると
夏、と言い切るには大いに抵抗があります。
7月の声を聞くようになり、やっと「初夏」と自信をもって言える季節に
なりました。が、もう2週間も過ぎれば真夏です。
短い初夏です。
仕事がちょっとだけ早上がりできたので、その帰りに真っすぐに
川に向かいます。実は、こんなこともあろうかとずっと釣り道具を
車に載せて2週間、ついにチャンスに巡り合ったというわけなのです。
近場でウグイと戯れるか、ちょっとだけ足を伸ばすか迷いましたが
この暑さで気分も舞いあがっていたので、少しでけ遠出をします。
といっても市内です。
釣り場に着いてもまだまだ日が高いのは、この季節の特権です。
このところ毎年訪れている川は、なかなかいい感じ。
川に降りていくとすぐにライズをしている魚がいます。
すぐに釣れるかと思いきや、なかなか魚の姿を見ないままに
薄暗くなってきました。
間違いないポイントでは、小さな魚が出ますが乗りません。
そんなはずはないだけどなあ、と大きなカディスに替えてピチャピチャやると
ド派手に飛び出してきました。
この辺りでは初めて釣る虹鱒は、ムップリして大きさの割に
派手に暴れてくれました。
それからも小さな虹鱒が続き、いつもの岩魚はどうしたのかな?
と心配になった頃、淵から小さいながらも出てきてくれました。
まだ岩魚は浅瀬に出てきてはいないようです。
市内とはいえ、さすがに熊五郎が怖いので明るいうちに退散。
毎日、こんな暮らしができたらいいのに、とできもしない夢想を
しつつ帰宅ラッシュの道路を家路に着きました。
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