昨年は、記録的な不漁との情報で参加を見合わせた
浜益川鮭釣りですが、参加しないとやっぱり寂しくもあり
今年は、また申し込んでみました。
たまたまの平日休みが取れたので、TOMIさんと釣行、
のはずが、嵐の予報。さすがTOMIさん、やってくれます。
中止の可能性も考慮して、TOMIさんは今回見送り。
ひと晩中、予報と天気図を眺めていると、なんだかなんとかなりそうです。
急いで毛鉤を巻いて、しばらく使っていなかった高番手のラインシステムを
組むのに切ったり貼ったりしていたら出発時刻となりました。
毎度のことながら、コツコツ準備しておけばいいんですが…。
今回は、色々と妄想した挙句、10番のツーハンドでスペイ風に釣ることに
しました。
現地に着くと、風は少しありますが、冬の島牧と比べれば笑っちゃうレベル。
十分釣りになります。雨も降っていません。
なんだかもう釣れた気分。
朝なので、タイプIでリトリーブしてみますが、サッパリ反応がありません。
河口に入った知人の話では、もう2本上げたとのこと。
焦ります。
7時を過ぎても全くアタらない時点で敗北も覚悟しました。
それほど群れは濃くないようで、魚の姿もチラホラです。
低気圧の通過で活性自体が下がっているのかも。
それにしても、10番のツーハンドは、なんだか大味な気がします。
流れも無く、静かな水面にバチコーンと当たるライン。
川の鮭のアタリは、意外に繊細なものです。
ある程度、こういった事態も予測できたので、ここで8番のスイッチロッドに
スイッチします。ラインはAFSの6/7番。知床のカラフトで活躍した
組み合わせです。
タックルを変えると、なんだかいい感じ。すぐに反応も出ました。
流れが止まったのでリトリーブするとまず今日の1匹目。
明らかに弱々しい。
残念ながら、激ブナの雄でした。
次は、スイング途中で絡んだラインをほどきながらの2匹目。
まだシーライスのついた、いかつい顔の雄。
それからも、スイングで1匹、リトリーブで1匹と節操のない釣れ方。
イマイチ、今日のパターンを掴みきれないまま終わってしまいました。
それでも、2年ぶりの川鮭は、やっぱり楽しめました。
ちなみに、悪天候ということもあって人がびっくりするくらい少ない。
しかも、河口の橋下に人気が集中していることもあって、上はポイントを
独り占めできます。
雑感。
スイッチロッドは、やっぱり便利です。
ツーハンドに比べると軽くて取り回しがいいし、
AFSのようなラインと組み合わせると、
オーバーヘッド、ペリーポーク、シングル、ダブルスペイと
気分で好き勝手に投げられます。
無節操で品がない、パンキッシュなヤツです。
当日は、追い風ポジションだったこともあり、飛距離もなかなかでした。
そして、川鮭。
この日は4匹全て雄。
イクラ確保を家で命じられてきた身としては、
切ない結果です。
それでも、私にとって、まだフレッシュな川鮭の味は、
北海道の魚の中でも格別な位置にいると考えています。
中でもデカイ雄。銅色に鈍く光って、太いのが一番。
パサパサしてないし、旨味が出ているし。
まあこのへんは、それぞれ好みもあると思います。
久しぶりに広い水面でブンブン投げるフライヒッシングを堪能しました。
今季、最後にもう一回、今度はみんなで行く予定なので楽しみです。
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