2006/03/03

謎かけ姫1

今ひとつ盛り上がらなかった五輪も終わり、
唯ひとつ盛り上がった荒川静香の演技。
そこで使われていた『トゥーランドット』。

プッチーニのオペラでは中国のお姫様ということに
なっている。
そんな名前のチャイニーズがいるのか?と
アジア人ならツッコミたくなるが
ゴッチィの作品では舞台はペルシアらしい。
「らしい」というくらいだから、この作品は全くの未読。
ちなみにシラーは、ゴッチィを下敷きに戯曲にした(M.Luthiによる)

まあ、どこの国にもある話である『謎かけ姫』
昔話の中では定番ながら、いつも魅力的に見えるのは
男性にとって、謎と女性がある場面では同義だからでしょうか。

トゥーランドット姫の謎は三つ
「あらゆる国に住んでいて、あらゆる人の友達で、自分と同等の者を我慢できない者は?」
「子どもたちを生んで、その子が大きくなると飲み込んでしまうものは?」
「全部の葉が一方は白くて、もう一方は黒い木は何?」

姫の城を取り巻くように、失敗した求婚者たちの首が
ぐるりと晒されている。

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