2014/03/30

Colleagues

元職場の釣り仲間が晴れて退職の年を迎えました。
一瞬たりとも隙を作らずに動き回る根っからの働き者で、
周囲からは「スーパーマン」と呼ばれていた彼ですが、
最後の二週間は体を壊して入院。過労でしょう。
これからは、年相応の働き方を身につけてほしいところです。

どうにか退院して一週間が過ぎたので、元の職場の釣り好きが集まって
年度を締めるとともに、退職のささやかなお祝いをしようということになりました。
総勢7名が集まるので、手っ取り早く海ルアー、サクラ狙い。
ところが聞くところによると、海水温が低くて絶不調とのことで、
場所選びに悩まされましたが、他に釣り物も乏しい季節なもので、
苦戦止む方なし。

強烈な出し風と雨、寒さで外にいるだけでもしんどい。
病み上がりの彼には、無理はしないようにお願いしましたが
ある程度は予想された通り、1度竿を振り始めると止まることはありませんでした。



結局、この日は噂の通り、周囲でも桜鱒の姿は見られず、
私にアタリが1度あったのと、波打ち際でどうにか長い雨鱒をかけただけで
終わり。魚の顔を見られただけでも良かった。




釣りの後は、温泉の宴会場を借りて、お食事会。
まったりと温泉につかって、美味しいものを食べて。
セッティングした自分から見ても、なかなか良い会だったのではないかと思ってます。




2014/03/28

入れ替わり



いい時のことしか思い出さずに、ヒョコヒョコとまた出かけて行くのは、
ギャンブラーか釣り人と決まっています。
前回と同じく、たくさんの雨鱒が歓迎してくれるものと決め込んで遠路出かけて
いきましたが、冷たい仕打ちにガッカリするのも、ギャンブラーと釣り人です。

雨鱒はキレイさっぱりと居なくなり、替わりに川では嬉しくない鱒。
どうやら立場の弱い雨鱒は、いい場所から追っ払われたようでした。
仕方ないので早めにあきらめ、帰り路をブラブラと。
突風が吹き荒れ、タプタプと海が湧き立つ崖っぷちの寒村の景色に
なぜかいつも魅了されるのは、私のご先祖がそんなところに住んでいた記憶が
遺伝子のどこかに刻まれているからなのではと、つらつら考えます。


2014/03/23

Quest for Searun Char 3

早春の釣り、釣れなくとも十分に楽しい、と何度も言っています。
実際に楽しいのですが、たまには魚というものを釣ってみたくなります。
そこで、未踏の地の開拓はお休みにして、実績のある川へノコノコ出向いて
みることにしました。
しかしこの川、名が知られている割に、実は私は一度しか釣りをしたことがなく、
しかもその時はボンズ。
正直、ポイントをさっぱり知りません。
釣り物の少ないこの季節、それなりに混雑もするでしょう。
ダメなら港にでも逃げよう、と弱気に考えて出かけてみました。

朝のうちは無風。
釣りやすいのはいいけれど、逆に釣れる気がしません。
ぽつりぽつりと魚の波紋が見えますが、小さいのでウグイか。
それからあちこち見て回りましたが、やはり良さ気な場所にはひとりふたり、
多いところには三人も先行者がいました。

そろそろ帰る時間も近づいたし、港にでも寄って行こうかな、と思いましたが、
最後にどうしても気になった朝のポイントへ。
見た目は地味なのですが、流れの具合といい、頭に引っ掛かってなりません。
折から強風が吹き始め、厳しい向かい風になった中、岸ギリギリのところで何か
かかりました。


大きくはないけれど、この川で初めての雨鱒。
そして、それからは、リーダーがトップガイドに吸い込まれそうな超のつく近場で
投げるたびにアタリがあります。いくらでも釣れるようでした。
1時間ほどで祭りは終わります。徐々にショートバイトが増え、最後は
全くの沈黙。嘘のようです。
強風で水が動いたせいなのか、何かのベイトがたまっていたのか。




釣れるとしまうと贅沢なもので、有名河川でたくさん釣るより、
探索の旅で、やっと釣れた1匹が欲しいなんて思ってしまいます。



2014/03/22

Quest for Searun Char 2

この日は、また別の川へ。
雨鱒がいるにはいるけれど、ポイントをひとつしか知らない川へ
行ってみました。
実は、そのポイントが年々浅くなってきたようで、昨年は魚の姿を見かけないまま
終わってしまった覚えがあります。
他に魚の着くポイントがないものか、未踏の区間を歩きます。

天気は良く、スノーシューを忘れたこと以外は文句のない探索行だったのですが
結局のところは魚の姿は無し。
サケ稚魚も見かけず、雨鱒以外の生命感がどこにも感じられなかったのは
まだシーズンが早いのか。雪どけもちょっと遅れているようです。

いや、生き物といえば、ざぶざぶ川を渡って逃げて行く、大きな鹿がいたなあ。





夕暮れ時、またまたヨメの地元川で悪あがきをしてみましたが、こちらも
生命反応無し。カラリとした天気は良し。


2014/03/21

Quest for Searun Char 1

その辺りにも雨鱒いるんじゃないの?
という言葉にそそのかされて、ヨメの地元で
雨鱒探索を行いました。
早春の河原を1人、さくさく歩くのは
悪い気分ではなく、
ただ悔いが残るのは、安物スノーシューを忘れてきたこと。
気になる結果は、




雨鱒は、この辺りに
いないらしきことだけが、よくわかりました。


2014/03/16

ヤル気

一週間、ヤル気だけはありました。
今週こそは、釣りに行くぞと。
しかし、土曜は風邪気味。たいしたことはありませんが、大事な時期なので
様子を見ることにします。

翌日は、ちょっと回復。迷いましたが、結局、身体を休めることにして
家族で寿司を食べて、温泉に入って、の温泉部分を私だけが釣りに充てることに
します。

水族館は、まだCLOSED、これからの季節に向けて準備中。

暴れる息子をいなしながら寿司をどうにか食べ、
私を港に落として皆は温泉へ。幸い、港は全くの無風で真冬真っ盛りに比べれば
夢のように寒くありません。暖かいわけではないけど、寒くない。

この日のためにいくつか新作根魚フライを巻いてきました。
簡単ですが、結構良さ気。
ただ、アタリは頻繁なのにどうにも乗りが悪かったのは、フックのせいか、魚が小さかったのか。



2014/03/09

ウヰスキー

早朝3時に目を覚まし、車に乗り込みます。
暖気運転をしながらシートにじっと座り、釣りに行くべきか、行かざるべきか、考えました。
いまひとつ気乗りがしないのは、前日までの仕事が立て込んでいて
疲れているから。
冷え込んでいて、雪がちらつくせいなのかもしれません。

10分ほど考えて、気乗りしない時の釣りは、やめるべし、と
前進するだけの若い頃には考えられなかったのに、最近になって
やっと身についてきた「退く時の賢明さ」を発動させて車を降りました。

インフルもやっと去り、家族サービスの時かな、とソファでウトウトしながら
考えます。釣り道具は積みっぱなしなので、それも使えそうな所。
ということで、今話題の?ニッカウイスキー余市工場に行ってみることにしました。
長年、この地に住んできたのに、実は一度も見に行ったことがないんです。

工場見学は、特に予約も要らないようで、現地に直行。
きれいなお姉さんが慣れた感じで説明してくれるのは、さすがに大企業傘下と
いった感じでローカル色はありません。
今は、アサヒビール資本なんですね。酒類メーカーは、世界的に買収が激しく
本場のスコッチの蒸留所もほとんどが大企業傘下のはずです。

今話題、というのは、NHK朝ドラで、創業者の竹鶴さんとその夫人のリタが
取り上げられるらしいから。ちょっと地味な感じもします。


竹鶴夫婦が暮らした家は、小さいながらもお洒落な作り。
博物館には積丹沖で釣った巨大なイシナギの魚拓や自分で撃った熊の展示があり、
なかなか多趣味な方だったようです。

肝心の工場は、まあ施設を眺めるだけなんですが、ウイスキーの製造に
若いころから興味があったので、個人的には面白かった。


巨大なポットスティル、蒸留器。





もちろん試飲コーナーがあって、二種類のウイスキーが選べます。最近は、蒸留酒といえば、芋か泡盛ばかりだったので、久しぶりのウイスキーは、ビックリするくらい美味しかった。

運転をヨメに任せ、裏の川の偵察に。いい時期にはボイルもあるはずなんですが、この日はまだまだ寒く、生体反応無し。


釣りはお遊び程度でしたが、家族からは評判もよく、レストランもあるので、家族サービスにどうにも身動きのできない釣り人にとっては、狙い目の場所です。


2014/03/08

やっと安定

インフルもすっかり通り過ぎ、やっといつもの生活が戻ってきました。
2月は、毎日の見通しが立たず、なかなかにハードでしたが、そろそろ
春がやってくるはず。
と思っていたのに、真冬の日は続く。
まあ、北国暮らしを長く続けていると、それくらいで失望していては
生きていけません。
そのうち春は来る、と思いながら、気長に待つとします。





のんびり食べても安心の、絶対溶けないアイス。

2014/03/02

バタバタしました

ヨメの実家の不幸が一段落したと思ったら、今度は我が家を
インフル渦が襲います。
息子2人が順に倒れ、私もいつ来るかとビクビクしていましたが
仕事が忙しくて緊張感があったせいか、結局側を通り過ぎただけ
だったようです。
これで、予防接種をして全員がインフルにヒット。かかっていないのは
予防接種を受けていない私のみ。はたしてあの注射に意味はあるので
しょうか?

どこにも行けないので、病み上がりの息子たちを連れて公園へ。
まだ寒くて、とてものんびり投げを楽しむ気分にはなりません。