年明け、写真を整理していたら、とにかく毛鉤の海アメ釣りのことが思い出されて
どうにも我慢ができなくなってきました。
それでは、ということで、フライボックスを取り出してみると、
なんと、針という針がことごとく錆つき、ひどいのになると崩れるように折れる
ような有様で、まずは古い毛鉤をほとんど全て捨てるところから始めなくてはならず、
ちょっと心が折れかけました。
どれどれと過去の記録をひも解いてみると、なんと2009年の3月に釣りをしたのが
最後で、それ以来、フライで海雨鱒を釣っていないようです。
かつては、この釣りの面白さにハマりにハマっていたものですが、一緒に行く職場の同僚に
合わせてルアーをしたり、新しくて素敵なスピニングリールを買ったりするうちに、すっかり
ご無沙汰となっていました。
そこで、一念発起。フライを巻き巻きするところから始め、どうにか東風の吹く
この日にカムバックを試みます。
着いてみると、波は多少あるけれど、水面がヌメッとした、経験上、あまり釣れそうにない海況。
海岸に立つ人の少ないところを見ると、最近は釣れていないのでしょう。
3年以上もやっていなかったので、少し不安でしたが、釣りを始めてみると
投げるのも、リトリーブするのも、身体が覚えていたようで、すぐに歯車は回り始めます。
ただ、魚は来ません。
年のせいか、あきらめが滅法早くなり、すぐに帰り道途中の癒し場へと移動。
小さくて、アタリがあってもなかなか乗らない中、どうにか1尾の鱒が釣れてくれました。
このところ、子どもの面倒を見るという家庭の事情もあって、夜釣りばかりになっていましたが、
やはり昼間に、しかもフライロッドを振るというのは気持ちのいいもんだなあ、と再認識。
いい気分で帰ることができました。