2月は、完全活動停止月間となりました。
前半は、インフルにこそやられませんでしたが、風邪で熱を出して
一週間近く仕事を休み、その後も体力を回復するまでにしばしグッタリ。
その後は何事もありませんでしたが、想像を絶する寒さに釣りに行く気にすら
ならず、休みもジッと耐えるばかりの日々でした。
皆さん、多分同じでしょう。
久々の活動可能な休日が訪れます。
このところ、とにかく雨鱒をフライで釣りたくて
こんな日を待っていました。
といっても、なかなか準備に時間も割けず、釣りに行けるか
微妙なところ。
子どもを寝かしつけてから、深夜1時過ぎに独りムックリと起き
まずは雑用を済ませ、それから毛鉤を巻き、ラインを切ったり
ループをつけたり、要するに根本的な準備の諸々をこの一瞬に賭け、
やっと形になった5時半に出発。もう明るい。
やっとのことで着いた島牧は、予報通り波もなくいい感じですが
意外に寒く、何より切ない報せは、全然釣れてないとのこと。
フライならボンズもなかろうと高を括ってノコノコと来たわけです。
しかし、何もないとは。
潮も動いて条件は良さそうですが、確かに何もない。
それでも、ふた月ばかりも充電してきた身ですから、
これくらいなら耐えられます。
そのうち、アタリが出てくるようになりました。
が、悲しいかな、勘は海水で錆びた釣り針のように鈍り、
ことごとく掛けることができません。
気がつけば、夕方。
悲しく終わろうとした夕闇の迫る中、
優しい魚が、しかたねぇな、と釣れてくれました。