いいかげんちびっとマンネリ感を覚えてきたので
太平洋に久々出かけてきました。
とりあえずの狙いはヒラメ、ダメならアメ、それもだめならサクラという
逃げの姿勢満々です。
朝イチは、風も潮も無くヒラメはお手上げ。
2500Cの調子もイマイチで、スッキリしません。
岩場でフライを振り、アメを狙ってみるも全く魚影がありません。
どうしたもんかと、潮止まりタイムで川に入ります。
ここでは、チビっ子ニジ、ヤマメがワラワラとフライに群がり、
それはそれでもういいかな、と上がる。
この川は、以前鉱山があったらしく、そこかしこに当時の
傷跡が痛々しく残ります。
鉱滓を埋め立てた跡地を通る道路に埋まりこんだ何かの部品。
当時はきっと意味をもっていたに違いないのに、
その意味は忘れられて、それでもその頃の存在感のカケラみたいなものが
未だに錆びた体の内側から放射されてました。
思い切って大移動。
キリンソウさんから、近くでサクラを釣ったとの報せが届きます。
ここは、どうかな、と探りを入れるとすぐにチビアメが追ってきます。
ここには少しですが魚がいるようです。
いるとはいっても、数も型も期待できず、時は既に夕方。
ここで粘るか、戻ってヒラメを狙うか。
いつのまにか朝からジクジク降っていた雨も上がりました。
結局、初志を貫徹すべしと決めてヒラメ狙いに戻る。
リールは相変わらずの不調でスッキリしないし、潮も風も朝と変わらずダルイまま。
それでも、久しぶりの太平洋は、日本海と違ってなんとなく大きくて優しい。
川でチビっ子と戯れた以外はサッパリだったのが心残りで
帰りにフライdeソイ。
ブリブリに太ったヤツがグラスロッドを曲げてくれたので、
ホッとして帰路につきました。