2008/05/25

太平洋の黄金

またまた太平洋です。
先週はたいして釣れそうな気配はなかったんですが、
なんとなくまた来てしまいました。
多分、この海が好きなんでしょう。

実は、今年の目標のひとつが、「噴火湾の海アメをフライで!」
だったりします。
ルアーでは、去年釣りましたが、真面目にフライで狙う。
多分、シママキなんかとはまた違ったパターンで
悩ませてくれそうなので、マゾヒストとしては、今から
苦しめてくれることを期待してます。
サクラはオマケで。
ヒラメや雷魚といった怪魚好きの私としては
サクラはちょっと綺麗過ぎます。

というわけで、釣り場に出る時は大荷物です。
まずはヒラメ調査のルアーロッド。
そして、海アメ、根魚用のシングルハンドフライロッド。
場合によってはこれにツーハンドフライロッド。
この日はカレイも釣ってみようかと、もう1本ルアーロッドを
ガサガサまとめて持っていきました。

まずはヒラメ調査です。
水温から見てもまだ早い。
でも、今日は気配があります。
波があって、潮が激しく動きます。
そのうちに、水中に青い影が動きました。
どうやら、何ものかがルアーを追ってきたようです。
フライにチェンジだ!
とフライロッドを持ち出しましたが、なんと、アメフライ箱がありません。
車に忘れてきました。カニ将軍ならたくさんあるんですが。
なんてこった…としかたなくルアーで。
そのうちにアメの回遊が見えました。
60近くありそう。
うーん、と悩んでイロイロ試していると、突然きました。
昨年も感じましたが、太平洋アメ、やたらに強い。
ベイトタックルなのに苦戦です。
サイズも50台後半とマアマアでしたが。

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この後は車にアメフライを取りに戻り、日本海実績パターンで
キャスティングを繰り返すも反応なし。
まずはフライで完敗です。
群れがまだまだ薄いようなので、これからかな。

その後は波も高く、根魚フライは×。
ヒラメもまだちょっと早いかな、というところで
来週の海アメに期待です。
どんなフライが効くのか全く未知なので適当に
新作でも巻いてみよう…。

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ハマで呼ばれると必ず返事をニャアとする律儀な猫に会いました。

2008/05/19

夢魚

先週の火曜日、夢を見た。
岩の切れ目、青緑の海が深く落ち込んでいる。
どこかで見たことのあるような、ないような。
そこに根魚フライを送り込んでいくと確かな魚信。
凄まじい力でラインを引き込み、竿先は水中に刺さりこむ。
もうダメか、と思いつつも耐えていると、どうにか魚が浮いてきた。

目が覚めてからも、その馬鹿力と
ゴリゴリ岩をこするリーダーの嫌な感触が
現実みたいに手のひらに残っていた。



今週もあと1回、日本海でアメマスを釣るつもりだったのだけれど
その夢のあの感覚がどうにも忘れられないので、まだ早いとは
思いつつも太平洋に足を向けた。
もしかするとヒラメ、
アメマスの具合も調べなきゃあと。


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朝からしばらくヒラメを狙ってみたが、どうにも潮が弱いらしい。
目の前のボートは、朝から1時間もエンジンが掛からずに
漂っているというのに、ちっとも流されていかない。
それにしても、一体、何度スターターを引いたのか?
もういい加減にあきらめたらどうなの、と思った途端、
それまでむっつりと黙り込んでいたエンジンがかかったらしく
嬉しそうに沖へと出て行った。

岸辺にはサケ稚魚が群れを成している。
シママキなら酒池肉林の宴が繰り広げられること間違いないような
状況だが、ここのサケ稚魚たちは平和な世界をかき乱されることなく
のんびり泳ぐばかり。
アメマスも期待できそうにない。

そこで、アブラコ狙いに切り替える。

カニ将軍をつけて、必ずいい型がついている岩の切れ目に
沈める。
フライが沈んでいくのを待っているうちに、またあの夢のことを
思い出した。
そういえば、ここにそっくりだったなぁと。
沈めたフライをリトリーブする。
1、2、3ストローク目でノシンと重みが伝わる。

夢をそのままなぞるようなファイト。
岩に潜り込まれそうになるたびに必死で引き剥がし、
無理を承知で水に刺さった竿先を持ち上げる。
どうにか浮かせると50㎝にわずかに足りないサイズ。
それでも、秋に比べると驚くほど太っている。
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最近、アドレナリンを出してくれる魚といえば、コイツくらいな
もんかなあ。
時間の猶予をくれないのがいい意味で刺激になってる。

それからは、潮がパッタリ止まってしまい、さらに冷たい霧も出てきて
すっかりヤル気が失せる。
またコイツと遊んでみましたが、うーん。やっぱり楽しいかも。
今日はシビアでフライを10回ほど交換させられました。
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2008/05/12

オマケな1日

翌日は7時近くになってやっと起き出す。
前日は寝てばかりでしたが、どうにかスッキリしました。
ヨメにメールを入れてみる。
今日は家の片づけをする予定でした…。
返事の文面からは、午前中だけなら釣りができそう、と判断しました。
微妙でしたが。

時間がないだけに、テキパキ用意します。
前日のダラケぶりとは大違いです。
磯も走ります。

前日気になっていた磯場に入ってみました。
かなりいい感じのポイントを見つけましたが
お魚さんは留守の模様。
まあ、いいです。
ロケーションは最高。
かなり気持ちいい。
何だかわかんないけど満たされました。

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2008/05/11

どうにも決められません

前日から天気予報を見ましたが、北東だったり北、北西と
予報によって気まぐれな風向き。
迷いに迷います。
北西なら太平洋。
北から北東なら積丹半島。
迷います。
4時に起きたのに、7時になってしまいました。
ヨメを仕事に送っていく時間です。
ついでに出発。

ヨメを送りました。
迷ってます。
結局、ツブシの利く積丹に行くことにします。

ここ何年も積丹で海アメを狙っていません。
実は結構魚は濃いんですが、型がいまひとつの印象があります。
今回は久しぶりに半島一周で、今まで釣ったことの無い場所を
回ってみることにしました。

先端の野塚を覗きます。
ここは積丹一のメジャーポイントです。
一時期、通いました。
よく知っているだけに今回はパス、と思いながら道路を走っていると
一瞬、何か非日常的な光景が目に入ってきました。
目を疑って車を停めます。
海岸に目を凝らすとバファッと浮上。
トドでしょうか。初めて見ました。
今までアザラシ、クマと見てきましたがデカさが違います。
眼前の迫力に圧倒されました。

それからホッケの浮き釣りが目に入ったので適当に私も準備。
ホッケは渋いらしく、ポツポツしか釣れていません。
ほとんど期待していませんでしたが、1投目から追いがありました。
すぐに1匹。
積丹のアメマスはグリーンのイメージがあります。
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それから後は、尺イワナサイズが入れ食い。
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あまりない機会なので、いろんなフライを試します。
これだけ釣れてもフライによってはカスリもナシ。
チビっ子でもこうですから、デカイのはよくよくフライを選ばないと…。
気がつけば大きく昼をまわっています。
腹が減ったので近所の食堂でも、と覗いてみましたが
店内には「鉄火丼2600エン」の文字が。
堀田栗夫さん登場。
88エンのカップ麺ですませます。

先端をかわして南下していきます。
魅力的な磯が続きますが、カップ麺しか食べていないせいか
ひとつひとつ探る気力がわきません。
そのうちに睡魔に襲われ、磯を眺めながら寝る。

突然の携帯で目覚めました。
意外なところで野球のチームメイトから。
気がつくと後ろに車が停まっています。
仕事でたまたま通りかかったとのこと。
よく気がついたなあ。
もう日が暮れてきました。
しかたなしにソイを狙います。

風裏のせいか、穏やかで釣り易いのはいいんですが
寒い。
泣き尺を含めポツポツ釣れましたが、車中で暖をとっていると
突然意識不明に。気がつけば午前2時。
今日中に帰るとヨメに言ってたな、と思いましたが
面倒なのでそのまま寝ます。
なるようになれよと。
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2008/05/06

GW後半は釣りナシヨ

松前帰還後は、1時間睡眠がたたって倒れました。
翌日は、港に行くも爆風。
あきらめて周辺探索です。

ずっと気になっていたナゾの看板。
勇気を出して折れてみました。
P5050232.jpg

ただの民家でした。整体でした。
まあ、そんなもんです。

近くでネギ取り。
ちょっと大きいですが、テンプラと醤油漬けに。
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翌日、天候は回復しましたが、渋滞に巻き込まれるのも
アホらしいので、早朝帰宅を決行。
裏道を通る途中、かわいらしい学校が。
しかし
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雨上がりの道端は、何かが香るような気配に
満ちていました。
P5060246.jpg


2008/05/05

最果て釣行その2

1時間寝て目が覚めます。

ここで釣りをするのは2回目。
前回は真冬でしたが、好天に恵まれたこの日は全く印象が
違いました。
待ち合わせ場所でkobaさん、番長のナベさんと合流します。

早速ハマに降りてナベさんのポイントガイドを聞きながら
釣りを始めます。
何から何まで新鮮です。
そのうちにナベさんがボイル発見。
私もkobaさんも気がつかないのに、まさしくホークアイです。

そのボイル、ディンプル系のイヤな感じ。
サケ稚魚とばかり思って各色沢山巻いてきましたが、
どう見てもサケ稚魚じゃあなさそうです。
案の定、全く反応ナシ。

それじゃあ、と反射食いを期待してトリッキーなリトリーブを
してみるとドシンと1匹反応してくれました。
鈍い鋼色のアメマス。
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60には届きませんでしたが、カッコイイ魚体に満足です。
来て良かった。
ナベさんの的確なポイントのアドバイスのおかげで
無駄足にならずにすみました。

その後は中型アメを追加したり、サクラかも、と思わしきヤツをバラしたり
して夕方まで夢中で釣りをしました。
こんなに一生懸命海アメを狙ったのは何年ぶりでしょうか。
真っ暗になるまでハマに立っていたのに、次の日も釣りたいな、
とマジメに思う。(翌日は爆風で釣りにならないのはわかってましたが)

次に来られるのはいつのことやら。

2008/05/04

GW前半~最果て釣行

GWは、ヨメの実家の里帰りにつきあいました。
なにせ、釣りをするには好都合な環境。

行きにヒミツの桜並木を見物に行きました。
入り口にはサミット絡みで警備と思わしき警察車両。
しかし、2人の警官は口を開けて熟睡していました。
ご苦労様です。
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港でBIGQチャンと長時間格闘するヨメ。
ほとんどイジメです。
キャンディーで入れ食いになって、ついつい
私も遊んでしまいました。
P5030231.jpg

最近つくづく思いますが、釣りの楽しさは釣れる魚と関係ないっす。
間違いなし。

翌日は、楽しみにしていた南の果て、松前釣行。
ひと眠りするつもりでしたが、眠れません。
そのまま出発。
当然、港ごとに止まってはソイを釣り、デカタナゴを狙います。
タナゴは釣れません…フライで釣れたら楽しそうな巨大サイズ
なんですが。
そんなこんなで気がつけば2時近く。
明日は4時に待ち合わせだったような…。
寝ます。