2007/08/26

果ての果て

地の果てまで行ってきました。
止むを得ない事情で釣りをあきらめかけましたが
船長のご厚意で釣りができることに。
ほんとに感謝です。
同行のみんなにはご心配をかけました。

初めて釣るカラフト鱒は、思っていた以上に
フライに好反応。
色つきの群れに混じるフレッシュを選んで釣るには
猛烈な早引きがハマったのに軽く驚く。
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虎のような銀色の雄が一番の印象に残りました。
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もちろん魚は十分過ぎるくらい釣れました。
が、魚の数も大きさもどうでもよくなる空気がそこにあり、
その空気を吸うと釣りがとにかく楽しい。

事情により独り早仕舞い。
名物?町の野良鹿に見送られ地の果てを後にします。
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帰りは15時間。これもまた愉し。
今から来年を楽しみにしています。

2007/08/20

ベタッとするもの

お盆休みがあったので土日は後片付けで
おとなしくしていました。

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以前に修理していたバンタム300ですが
ドラグがやっぱり空滑りしすぎます。
どうやらドラグワッシャーに問題がありそうなので
掃除をして、考える。
何か、ベタッとしたものをワッシャーに塗れば、
滑りにくくなるはず。
記憶の糸をたどると、何かそんなものがありましたよ。
どこかに。

ここでひらめいたのは
ダビングワックス!
いけるか、と早速塗ってみる。
結果は。
多少、改善されましたが、まだまだです。
ダメでした。またも放置。
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仕方ないので、放置してあった55のグリス抜きなんかを
してみました。
鈍重だったスプールもクルクル回るようになりました。
しかしこのサイズは重くてデカイ。
何に使うかな。
やっぱりアマゾンあたりか…。
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2007/08/17

なつがおわる

港で夜中まで遊んだ後は、そのまま仮眠して
早朝、山に入ります。
久しぶりの真水は新鮮でした。

一昨年、楽しく遊ばせてもらいましたが
先日の豪雨で少し湖水は荒れ模様。
フィリプソンの6ftにレムコとお気に入りの
組み合わせで挑んだ最初の相手はいきなり
50㎝超えと思われる奴。
水面まで寄せましたが潜られ、なす術もなく
外されてしまいました。
グラスの短竿では主導権が全く握れません。

これに気をよくしてポイントを叩いていきましたが
さっぱり反応がありません。
フライは一昨年の爆発パターン。
納得がいかないまま、最後のポイントでフライを
スタンダードなものに変えてみるとすぐに釣れる。
40㎝半ばまでならこの竿でも余裕です。
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どうやらフライが間違っていた模様。
なまじ1匹目にいいサイズがかかってしまったので
間違いに気づかないまま釣り続けてました。
でも、そういうことってよくあります。
反省して今度は今まで叩いたポイントを
逆打ちしながら戻ります。

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結局、同じフライで3匹。
どれも40㎝を超えていました。
小さいのは1匹だけ。
ちょっと理由がわかりません。

鱒はやっぱり楽しいです。
いつまでも釣っていたい気分。
昨日の暑さがウソのように涼しい。
水に浸かっていると震えがきます。


午後からはキャプテンのお誘いで船に。
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密かに狙っていたヒラメは出ませんでしたが
アブはソコソコのサイズがソコソコ釣れました。
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キャプテン、サンクス。M村さん、お疲れ様でした。

楽しみすぎて、帰りは睡魔軍団に何度も苦しめられました。

2007/08/16

なつのさかり

ヨメの里帰りです。
積もる話もあるでしょうから晩飯の後は
釣りに出てあげることにしました。

港につくと夜中なのに30℃近い。
風も無いのでまとわりつくような空気が
充満しています。
魚はいるようですが反応が鈍い。

総勢6人で午前様。
もうちょっと魚がいたらなあ、と思いましたが
こういうのも楽しいです。

子沢山の母さん。
暑いので道路で涼んでたようですが、
これだけ密集されるとどこにいても暑苦しいのでは。
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2007/08/15

藪 恵壹

職場の同僚(女性)に野球好きがいる。
もちろん、見る方。
面白いのは、まだ若いのに妙に渋い選手が好きなこと。
基本は阪神だが今のイチオシはロッテの渡辺俊介。
そして昔好きだったのは、大洋→阪神のパチョレック。
部屋には藪のユニフォームが飾ってあるという。

仕事がヒマな時はマニアックな
野球ネタの話をしているのだが
そんな彼女から
「藪は今どうしてるんでしょうね?」
と質問をされた。
一昨年、アスレチックスで4勝をあげたが、その後勝てずにクビ。
昨年は結局メキシカンリーグに流れて行ったまでは知っていたが
その先は聞いたことがない。
ネットで調べてみたが、どこにも情報がない。
ずっと気になっていた。

先週の新聞を読んでいると、週刊誌の広告の見出しに
藪の文字を見つけた。
早速、その日の朝早めに出て、出勤途中で立ち読み。
その記事によれば、今はどこのチームにも所属せずに
アリゾナで筋トレと投球練習の毎日とのこと。
家族は日本に帰り、ひとり自炊しながら生活しているらしい。

彼は真面目な人柄で日本でコツコツ貯金していたため
金銭的には苦しくはないらしい。
そんな彼が、なぜ現役続行にこだわるのかといえば
「このままでは不完全燃焼だから…。」
ということだという。
彼と同世代の野茂も、今となっては所属するチームのない
状況だが(昨年右ひじ手術。リハビリ中)
今のままでも野茂は、充分語り継がれるだけの存在で
あることは間違いがない。
藪にはそれがないということなのか。

それにしても、プロとして第一線で活躍してきた
プライドを全て捨てるということは、私たち一般人には
計り知れないものがあるのではないか。
40才を前に、今まで築いてきたものを全て捨てても、
野球を続けずにはいられない彼の気持ちが
私にはなんとなくわかるような気もする。

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2007/08/13

なつがきた

休むつもりでしたが、なんとなく昼から。

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アブ少々

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ソゲラ

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ソイ沢山。


帰りは神社めぐり

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櫻八幡宮

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成香神社

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妙見神社

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暑いけれども高い空
やっと夏らしい夏が来ました。


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「・・・・・」

2007/08/11

魚道HS

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最近は、特にやることのない時になんとなく使って
ヤル気の低さにも関わらず釣れてしまうことの多い
魚道ヘビーサーファー。

はじめは使い道もわからず、コイツどうしたもんだか、
という感じだったのですが、ここにきて釣れる
パターンがなんとなくわかってきました。
それは、
低速~中速のタダ巻き
です。

ヘビーミノーというとどれもファストリトリーブ対応を
謳っています。
言い換えれば低速ではその重さから
あまり軽快には泳いでくれないということでしょう。
この魚道HSも速引きではキビキビした泳ぎを
見せてくれます。
ゆっくり引くと、今度は左右に一定のリズムで大きく揺れる
いわゆるダートアクションを見せてくれます。
ジグヘッドとワームを使ったワインド釣法がシーバスでは
話題になりましたが、それとよく似た動きです。
ここらへんに魚の反応がいいヒミツがあるのかもしれません。

パッと見、釣れそうな動きではないんですけどね。
以前に漁港に群れていたアメマスに色々なルアーを
見せた時には、なんとなく傾向があって、
やはりダート系のアクションのルアーによく反応して
いました。
これがまた、場所が変われば効果的な動きも変わってくるのだと
思います。
多分、普段口にしているベイトの動きと関係があるんでしょう。


今考えているのは、ダートアクションをする毛鉤。
ツンツンとショートジャークでリトリーブすると
跳ねるように魚を誘う…。
なんとなくできそうな気はしてるんですが。
できたら面白いだろうなぁと。

2007/08/08

マジメヒラメ 2

前回、マジメにヒラメを狙ってみましたが
アブのみでした。
アブはアブなりに大きかったんですが、
やはりアブ。
ヒラメを釣らなきゃあいけません。

前回、今年初めて真面目にヒラメを狙っているうちに
忘れていた勘のようなものがだいぶ戻ってきました。
この間は、あちらこちら移動しているうちにチャンスを
逃していた気がしていたので、
一瞬の時合いに立ち会うため移動を止め、
一ヶ所に張り付くことにしてみる。

朝、チャンスはありましたが、ツントン無し。
魚いない?
昼。チャンス無し。ヒマ。昼寝。
午後3時過ぎにチャンスが訪れました。
といっても根拠はないんですが、何か釣れる予感。
ぼんやりリトリーブしていると突如ひったくられ
ちょっとびっくり。

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魚道HS、今年はほんとにお世話になってます。
太平洋サクラには非常に効果的でした。
あとアブ、アメと何でもいけそうです。
近々、北海道でこのルアーはブレイクするのでは?

この後、ワームに変えてすぐに次が。
しかし足元でバラしてしまいました。
40半ばくらいでしょうか?

夕方。チャンス無し。
何事も無し。

結局1日粘って、チャンスは昼過ぎの一瞬、
正味1時間というところでしょうか。
この日は、1日を通してアタリは2回のみ。
どちらもヒラメです。
このチャンスを逃していたら、アタリすら無かったことに
なっていたかも。
去年に比べると今年は潮の動きが弱い気がします。
ワクワクするような時間を味わってみたいものです。

翌日の朝も釣って
ジグミノーのフォール中に
ドシン、グイグイと底に貼りつくファイト。
間違いなく、アブではなし。
ヒラメ3号だ、と必死で浮かせると
そういえば、キミもいたのね。
と懐かしい顔が。
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2007/08/06

温泉帰り

ヨメが仕事でお疲れの様子だったので
温泉に行くことにしました。
私たちが行くのは、小さくてこじんまりした温泉。
大きなフロは、お湯が薄まってるようで好みじゃ
ありません。
小さなフロは、4、5人ですぐにいっぱいになります。
混雑した時間帯は避けて、昼下がりに行くのが
気持ちよく入るコツです。

尻別川のほとりでおやつタイム。
尻別川独特のにおいに、今度来てみようかな、という気に
ちょっとなる。
人が少なくなる頃にまた。
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帰りに小さな流れに寄ってみました。
雨で水温が下がったせいか、ドライフライには
出がよくありませんでした。
それでも小さな一匹に似合わないくらい
喜んでみたりしたり。
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2007/08/04

3つの魔法三部作~天沢退二郎の本

ここ2、3ヵ月は妙に本が読みたくなってます。
どうも私の読書熱には周期があるようです。
昨年はほとんど読まずに過ごせたのですが、
そろそろ波が来ている感じです。

ひさしぶりに手にとった
『3つの魔法三部作』ですが、
あっという間に読んでしまいました。
勢いで持っている彼の本を全部読む。
なんというか、ひじょうにキブンに合ってました。

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はじめに彼の本に出会ったのは
『ネギ坊主畑の妖精たち』
をたまたま本屋で手にとった時からです。
全く知識のないまま衝動買い。
実はこの短編集、この流れの著作では最後尾に位置する
もので、断片的にこれより前に書かれた作品世界が登場します。
いわばスピンオフ物といった趣です。
はっきりとはわからないまま、奇妙な彼の作品世界に
惹かれました。
が、彼の作品は全て絶版。他の作品があることなど
意識することなく過ごしていましたが…。

ある日、私の本棚を見ていた(当時の)彼女が
「天沢退二郎」の名前を見つけて興奮していました。
なんでも中学生の時に図書館で彼の本に夢中になったとか。
この時初めて幻の『3つの魔法三部作』の存在を知ります。
しかし、この時は既に絶版で手に入れる術も無し。
この時は、まだネット環境なんてありませんでした。
後で知りますが、古本の市場では、
一冊数万円の値がついていたらしい。

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その彼女が貸してくれた
『光車よまわれ』
この時は、ちくまの文庫版でした。
初めて読む彼の長編は、想像したとおり
奇妙な読後感を残してくれる傑作でした。

こうなってくると喉から手が出るほど欲しくなる
長編三部作。
ネット環境ができて早速調べてみると、
どうやら復刊ドットコムで彼の復刊リクエストが
いいところまでいっているようです。
早速投票しました。
そしてついに…。

『3つの魔法三部作』は復刊されました。
もう、復刊決定のその日に予約注文しました。
10年近くも待たされただけに感慨もひとしお。
生きてて良かった、と本気で思う。

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  『オレンジ党と黒い釜』
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  『魔の沼』
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  『オレンジ党海へ』
ここまでが三部作。
グーンと呼ばれる黒い魔法を使う勢力と
オレンジ党の子どもたちとの戦いを描いた作品です。
といっても欧米の善悪二元論ファンタジーとは全く色合いの異なる
作風に戸惑う人は戸惑うでしょう。
宮沢賢治、泉鏡花、といえば当たらずとも遠からじ。
彼は本来詩人なので、論理よりもイメージ、
まっとうな人が読んだならば「ワケわからん」で終わりでしょう。

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  『闇の中のオレンジ』
三部作から派生したエピソードを集めた短編集。
『ねぎぼうず畑…』とあわせて読むと、かなり作品世界が
広がります。

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  『夢でない夢』
ごく初期の短編集です。

彼の作品に特徴的なのがヒロイン。
魔法の力をもつ美少女(作品によって名前こそ違いますが)
が、奇妙な魅力を放っています。
物語は彼女達を軸に展開しますが、どの物語も
裏と表が入り混じった回転運動によって成り立っている
ような、そんな印象です。

ほとんどの作品がブッキング(復刊ドットコム)から
復刊されました。
こうして彼の作品が読めるなんて、幸せだなあ、と
読み返しながら考えていたここ数日でした。

2007/08/01

マジメヒラメ

今年はなんとなく気乗りがしなくて真面目に狙って
こなかったヒラメ。
そろそろサクラもアメも終了のようなので
久しぶりに朝からマジメに狙ってみました。
前回は雨による泥濁りでロクに釣りができなかったので
気合入れて平日休み釣行です。
で、その結果。

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アブ
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アブ。こいつぁデカかった。
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最後はコレ。
コレが1番楽しいなあ。

以上で終了。