前回の無反応にも全く懲りず、またも
ヤリイカ狙いに行きます。
なぜ、人はイカに魅せられるのか?
諸説はありますが、考えてもあんまり意味ありません。
昼に家を出て、日が傾きかけた頃、川に着きます。
今回も明るいうちは、似非スペイマンになってみます。
前回はスペイラインだったので、今回はスカジット。
えらい簡単に遠くまで吹っ飛んで行きますが、着水も同じくらいの勢い。
シンクティップがターンして水面に突き刺さります。
これは…すごい。
豪快過ぎて怖いです。
当然、何事もなく夕暮れに。
いそいそとしつつ、ゆっくり美味しい夕食を食べたくらいにして
港へ。
食堂で出してくれたミルキーな甘さのヤリイカを思い出しつつ
エギを投げ入れると、後ろから茶色い影が追ってきます。
もうホッケかな、と足元でフォールさせると間違いのない
ぐぅぃーんというよな懐かしい感触が。
身切れを恐れつつ抜きあげると、胴長30㎝近くはありそうな、
この時期としては良型のヤリイカでした。
急いで二の矢、三の矢を打ち込むと、次々とアタックしてきますが
惜しくもバラシ、そして抜き上げで身切れ。
どれも型が良かったのでカッカときてると、今度は
私に衝撃が。
突然の腹痛に急いで車に戻ります。
便所が近くてよかったと心底から感謝しつつ
釣り場に戻ります。
しかし、またも第二波が。
この衝撃は私を打ちのめしました。
今なら確実に釣れるという思いと
腹痛への恐怖との狭間で葛藤しつつ、
落ち着くまで車で待機すること1時間。
やっと車を這い出して
エギを投じますが、明るいうちはあんなに反応があったのに
海は静まり返ったままです。
移動しながら街灯の下でやってみると、エギの後ろに2ハイのイカが
追ってくるのが見えます。
が、なかなか乗ってきません。
足元で試してみると、しつこくフォールを繰り返しているうちに
エギを抱きました。
さっきはトゥイッチ主体で乗っていたので、ずっとそれで通していたんですが
多分、追ってはいたけれど乗らせるタイミングが作れなかったんでしょう。
それからは、細かいフォールを連続するようにしてみると
嘘のように釣れてきます。
しかし、諸行無常、盛者必衰の理のとおり、
楽しい時にも終わりがきました。
第三の衝撃が私の釣欲を吹き飛ばし、
15ハイほど釣れたイカを手に、摺り足なのに急ぎつつ
夜道を慎重に帰るのでした。
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