今日明日の天気を見ると、どうもならんみたいです。
こればかりは仕方ありません。
仕事のストレス貯蓄も満額間近ですが、釣り以外に転化する術を考えます。
投げかな。
最近、釣り場に立って気になることがあります。
それは、フライ釣師に若者がいないこと。
釣具業界に身を置いているわけでもなく、何か困るかといえば
別に困らない。
でも、何か不自然な感は否めない気がしてます。
どうして若者がいないのか?
・やってはみたけどやめた(カネかかる・ツマラン等)
・ハナからやる気がしない。
最近のルアー用具の値段からして、
フライが特に贅沢な釣りとも思えません。
スピニングリールが5万、6万当たり前ですから。
私なんてとても買う気の起こらない高額リールを
使ってる若者はザラザラ見かける。
ということは、後者、ハナからやる気の起こらない釣り、
と思われてるんだろうなぁ、ということでしょう。
がむばって投げても30mそこそこ。
1 : 1のリールに、テーパーやらアクションやら
小難しい理屈満載の割りにペナペナで高価な竿。
さらに1日全力を傾けてもなかなか釣れない釣り。
道具以前に、若者が見てカッコイイと思える
要素がどれだけあるのか?
ハンチングにスペイジャケット、
「ふらいふぃっしんぐはほんらいきぞくのつりなんだナ」
とか語ってる、ごく普通のサラリーマンのオジサンとか
「このろっどは、ぎゃりそんのこぴーなんだけど、キミにわかるかな?」
とか語って見事なテイリングループで10mもぶっ飛ばしちゃう
ジイちゃんに若者が憧れるとは思えません。
こちら側にいるオジサンとしては、
「このロッド、マジヤバイ」とか「ステラ最強wwww」とか
言っちゃうような連中はウザイからいなくていいよ…。
と思われる方も多いと思います。
が、若者は常にイタイもの。
それは「最近の若者は…。」という普遍的な言葉を使う
良識あるジジイ達によって、人類の創成期から
語られ続けてきた常識なのです。
私はもちろん、誰でもそんなイタイ時代を必ず
経験してきているはずです。
若者がいる意義、それはもちろん、destroy、破壊です。
予定調和を壊して結果を予測不可能なものにする。
神話の世界では「トリックスター」という役回りがあります。
道化、あるいは悪戯を繰り返す困った存在ですが、その存在によって
世界が動き、活力を得る。
結果として大変な事態を引き起こすことが多いのですが
トリックスターすなわち悪、ではありません。
最近は、狭い日本のフライの世界が活力を失くしている気がします。
通勤時間が長いこともあって、
このところ、またフライ雑誌を読むようになりましたが、
全体を覆う醒めた空気と閉塞感にちょっと息が苦しい気も。
そんな澱みに突破口を開いてくれるのは、
釣り歴30年の大ベテランではないでしょう。
おバカでパワーのある若者の参入を願っている今日この頃ですが
その芽を潰さない寛容さと、そういった若者の面倒を見て育てる責任が、
私を含めたジジイ連にあるということを忘れないようにしなくては。
と独り勝手に思っている休日の午前中。
0 件のコメント:
コメントを投稿