2009/06/15

Quest For Kokoro no Kawa

朝から野球の予定。
久しぶりなので、ワクワクしてこの日を待ちましたが
朝、目が覚めるとシトシトピチャピチャという音に落胆させられます。
中止を確認して、チームメイトに連絡を済ます。
朝から時間が空いてしまいました。

こんな時こそ、ずっと気になっていた川を目指そう。
以前のエントリーで紹介した川
この時は、魚が今でも残っているのか確認できずに終わりました。
上流まで行けば、三面護岸のしていない流れが残っているかも
しれません。
午前中だけ行ってくると言い残して、小雨の中を走りました。

この川は、周辺では珍しい勾配のゆるやかな流れで、
鉄分のせいなのか、少しコーヒー色に色づいた水がゆったりと
流れていました。
濁りのある川の常として、どこにでも魚がいるわけではなく、
いつも決まったポイントに、決まったサイズの魚が入っていることが
多かったように思います。
小さな流れとは裏腹に、釣れる魚のサイズは40㎝近いイワナも混じって
訪れるたびに胸を高鳴らせたものです。

本流は、上流まで完璧に固められて見る影もありません。
ただ、支流の源流域は、かろうじて以前の姿を残しているようです。
そぼふる雨が叩く川面からは、淋しさを匂い立つように漂ってきます。
ところが、入ってすぐにフライに魚が飛びつきました。
ただ一度、飛び出した魚はそれっきりどこかに隠れてしまったようです。
そこからずっと釣り下りましたが、本当にそれっきりでした。

結局、ここに来てもあの頃の流れの面影を追うばかりで、
何も得るものはないとわかってはいます。
それでも不思議なくらい、この川の流れを思い出さずには
いられないでいるのは確か。
何が私をそうさせるのか、なんとなく、わかっているつもりです。

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