2007/10/02

浜益川その1

あんまり海ではサケ釣りをしません。
まず、あの混雑を見るだけで意欲が萎える。
そして、止水でじっとスローに待つのがどうも耐え切れなくて。

理想としては、流れの中、フライをスイングさせて、
ターンしかかるあたりでクッと押さえられて…
というのがあります。
でも、そんな釣りができるところはあんまりないので
浜益川には秋になると出かけています。
サカナが黒いとかヒッカケが多いなんて話も聞きますが
下流域で釣る限りは、そんなこともありません。

ここのでは、とんでもなく銀ピカの奴が釣れることがあります。
どうやら、サカナは定期的にぐるぐると海から川に回遊したり
また海に出て行ったりしているようです。
その群れに遭えるかどうかが重要。
フレッシュなヤル気のある群れに遭えれば
最高に楽しく、
古い群れしか残っていなければ、まぁアンダーな
釣りになります。
遡上魚だけに、こればかりは運しかありません。

今シーズンは2日、平日券を取りました。
どうせ平日なんて行けないだろうと思っていましたが
なんと、平日休みが偶然とれちゃいました。
石狩湾のサケ、今年は絶不調との噂を耳にしていましたが、
行ける日なんて他にありませんから、選択の余地なく
いそいそと出かけてきました。

いつも、ここではフローティングラインを使って、
フライをスイングさせたり、
鼻面に送り込むような釣り方ばかりしていました。
それなりに結果も出ていたので。
しかし、ひとつ不満な点も。
それは、朝の1番いい時間、
ルアーではポコポコと釣れているのに
私だけはどうもペースが上がらない、ということが
たびたびあったからです。
日が上ってからはフライが圧倒することが多いんですが。
考えてみれば、あまり速くない流れでスイングさせるには
結構な待ち時間がかかります。
短いチャンス、サカナもやる気がありますから、
どんどん打ち込んで、チャンスを増やした方が有利なのかも、
と考えました。

そこで、今回は、マズメ時はインターのラインに
重めのフライをドンドン引っ張り、ヤル気のある魚を探す。
時間が経って、反応が鈍くなったら今度はスローなつりに変更。
という作戦を立てて臨む事にしました。

釣れていないのか当日の朝は寂しい人出。
ところが、釣り場に向かう途中、ルアーで釣り始めた人は
どんどんサカナを掛けています。
かなりヤル気あるみたい、と期待。
早速、インター+重フライで着水と同時に
(サケにしては)早目リトリーブ。
今までは、やったことのないパターンです。
2投目くらいで釣れちゃいました。
Pa010066.jpg
元気もいいし、きれいなサカナです。
試しに、さらにリトリーブのスピードを上げてみても
やっぱり釣れてきます。
この日は私のサケ釣り常識を覆すのに充分な結果でした。
サケでは、フライを動かす速度は、遅ければ遅いほどいい、と
思っていたんですが、どうなんでしょう?
リトリーブしている感触では、かなりの距離を追ってきている
気配がありました。
ほとんどカラフト並みです。
こんな日もあるんだなぁ、ということなのか
いつも朝イチはこんな感じなのか?

なんにせよ、1時間で規定の5匹が釣れてしまいました。
Pa010078.jpg

今月はもう1度行く予定なので、も少しこのパターンを
詰めてみたいところです。

たった1時間でそのまま帰るのも何なので、
川で酸ッペイの練習なんてしてみたのは秘密です。

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