3時間ほど、うとうとと寝ていたら夢を見た。
夕暮れ、家の前。
子供の私が遊んでいるか何かしていると
薄暗くなった道の上を
生き物のような、昔の遺物のような、
得体の知れないものが、
1足の靴のように交互に跳ねながら近づいてくる。
それがひどく不吉なものに思えた私は
家に逃げ帰る。
家の中でそれが入ってこないか心配しながら
私はいろいろなことを考える。
なぜか昔死んだ母親のことが頭に浮かぶ。
そして
「もう何年も母親のことを思い出していないな。」
とすまなく思う。
それから、カフカの短編に描かれている奇妙な生き物たちの
ことがしきりに思い出される。
目が覚めてからもしばらくその夢が運んできた
奇妙な感触が消えないでいる。
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